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桐野くんには彼女がいない!?――夢から覚める、ひとつの死――

桐野くんには彼女がいない!?
著:川口士(かわぐち つかさ)
絵:美弥月いつか
出版:一迅社文庫
ジャンル:タイトル詐欺


 設定もさることながら、ストーリーの展開がこりゃまたブラボー。日常と非日常の繋ぎが上手い具合にグラデーションになっていて、読めば読むほど期待感が煽られます。
 あと美奈。いいですね、ラノベでこれほどロリキャラっぽいロリキャラは久しぶりに見ました。はやくもこの子といちゃいちゃする短編が見たくてたまらない。いや、むしろ私は2巻が美奈だけの為の話でも構わないんですがね(チラッ)
 まあ、露骨に催促しても意味がないのでやめておきましょう。いやしかし、途中まで読んでいてロリキャラの登場を諦めていただけに嬉しい誤算でした。こういう、隠し玉的なロリキャラは大歓迎。

 話は、よくある学園日常系、ではなく、学園異能力もの。バトルはほぼなし。パロネタ若干多め。

 入学式の日の出来事が切っ掛けで“邪気眼”持ちと揶揄されることになった桐野康介。彼は、本当に異能力を持っていた。
 桐野康介と桐野康介の幼馴染みである沙由里、転校生でロシア系クォーターであるレナ、写真撮影を得意とする麻耶。四人から構成される鉄道研究会兼ラノベ部は、ちょっと不思議でスリリングな物語に巻き込まれていく。


 と、裏表紙のあらすじと似たようなものですが、そんな感じ。この一巻、かなり伏線っぽいものが隠れているような気がしないでもないんですが、まあそれはておき、作中でわりとすぐに明かされる設定のひとつに「桐野康介は十八歳までに童貞を捨てなければ死ぬ」というものがあります。これはこの巻の進行でかなり重要な役割を持つ設定でして……まあ、その点に関してはさておきましょう。
 この作品、それほどヒロインが表に出てきません。出番が少ないというわけではなく、個性を主張するところが少ないというべきか。あくまで主人公主体の話が進められます。まあ、これは一巻の展開が、主人公にだけ大きく関わっているものだからですが、この点は、人によって賛否がわかれるところだと思います。主人公の問題だから他のキャラが置いてけぼり、というのはどうしても因果関係というか、時間の連続性というか、そういったものを薄めてしまいますから、えー、俗に言うカタルシスが得にくいと思うんですよね。実際、この一巻にはそれがあんまり、いやほぼ無いです。当然、あれば良いってもんでもないんですが。
 いや、しかし、それでもこの作品は面白いですし、また、今後が非常に期待できる作品です。この作家の他作品は読んだことはありませんが、素晴らしい素質をもった作家ではないかと思います。たぶん、これからどんどん上手くなるでしょう。次巻の発売を心待ちにすることにします。


 ああ、それはそうと、作品タイトルはちょっと無しだと思う。うん、これは無かった。

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No title
かささぎさんの薦めるラノベは外れがないから困る。(金銭的に)
で、でも、僕は幼女好きじゃないんだからっ。
  • 2010-07-16│15:42 |
  • 七月大介 URL│
  • [edit]
No title
幼女が好きじゃないと言いながらも身体は正直ですね!

しかしラノベ、新刊が多すぎて把握しきれませんね。お金に余裕があれば買えるだけ買うんですが……まあ、読み切れないでしょうけど。
最近は、あんまり売れ線じゃなさそうな新刊をよく手にとってます。
  • 2010-07-17│02:17 |
  • かささぎ URL│
  • [edit]

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