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よつばと!9――変わらない日々……本当に変わっていない?――

よつばと!
著:あずまきよひこ
出版:電撃コミックス


 よつばと! 最新刊。いつもの帯だったのにいつもとは違う中身を感じました。
 あずまきよひこといえば、ご存知の方も多いかと思いますが、『あずまんが大王』も描いた作者ですね。あずまんが大王は高校生活を一年生の序盤から(始まりからではない)卒業までを描いている作品なんですが(旧版1~4巻完結)、非常に不思議なことにどの巻から読んでもさほど不自然さがありません。言ってしまえば、最初から最後まで空気が変わらないんですよ。キャラの立ち位置はどんどん変化していくのに。

 『よつばと!』もこれより以前の巻はそうだったんですが、どうもここに来て微妙な変化を感じ取りました。
 9巻でよつばがとーちゃんと買い物に行く場面があるんですが、そこで出てきた言葉が「よーいやさー」。まあ、よつばと8巻で出てきた言葉なわけですが、こういう言葉がよつばの口から出てくるのを見て「あー、よつばは成長してるんだな」と。

 子供は身体が大きくなるのが早いので、身体の成長ばかりが目に付きますが、実のところ、心の成長のほうが数倍早いです。いや、単純に一日で得られる成長の素材の多さと成長する余地の広さなわけですが。一日の出来事が大きな成長を促すんですよ。たとえば、新しい所有物を手に入れることだったり、新しいおもちゃの遊び方を知ることなんかは、大人が同じ経験をするよりも多くの情報を一度にのみこむ切っ掛けになったりします。
 一つの所有物が複数の遊び方に繋がり、一つの遊び方が複数の遊びになるからです。しかしそれは、子供の想像力が豊かだからではなく、子供が無知だからなんですよね。一つの持ち物と一つの遊び方が繋がっているものだということを知らないから、そこで組み合わせによって様々なパターンを生み出す。そうやって方法と手段と目的を学ぶことで、人は心を成長させるわけですね。

 まあ、そんな細かいことはさておき、物語におけるキャラの成長について。ストーリーを持った物語でならそれほど珍しいことではないんですが、『よつばと!』で子供が成長するというのは、意外というか、正直に言えば、少し感傷的になりました。いや、成長がというより、時間の経過を認めざるを得ないという展開に対して。
 終わって欲しくない、というよりは、終わらないタイプの漫画だと勝手に思い込んでいるんですよね。こういうことに感傷を抱くのは『よつばと!』そのものよりも、それを読む私自身に問題がある。自分がいつか死ぬとわかっていても明日死ぬとは思っていないとでも言いますかね。無意識に、「自分には明日があるだろう、明後日もあるだろう、その次の日もあるだろう」と勝手に信じてる。そんな保証はどこにもないのに。きっと、意識に雑音が多すぎるから無意識の異常さに気づかないんでしょうね。そして無意識は日常そのもので、ある意味『よつばと!』は無意識の塊で描かれていると言えるような気がします。

 話が妙な方向に行っていますが、『よつばと!9』を読んだ今言えることは、やっぱり恵那は最高だってことですかね。性的な意味で。黒髪ロングストレートが似合う二次美少女は良いわ。
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