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星守る犬――終点です――

『星守る犬』
著:村上たかし
出版:双葉社


 本屋の新刊コーナーで平積みになっていたマンガ。

「もうここまでかな」

 それを実感したときに格好つけられる男になりたい。 


 一人の男と犬との短い旅の話です。そして、その後、一人の男が昔飼っていた犬のことを思いだす話。
 もう序盤で話は終わっています。男以外の家族から忘れ去られる犬。犬以外の家族を失った男。 一人と一匹は新しい生活を求めて南へと旅立つ。
 両方死にます。人間いつかは死にますし、犬もいつかは死にます。ただ、一人と一匹が得た時間はそれほど長いものじゃなかった。

 しかし、これほど幸せを実感できる話はそうない。これを読んで感動するかどうかなんてどうでもいい。感動してもしなくても、一人と一匹の幸せを感じ取れない人はいないでしょうから。
 「どうやらここが終点だ……」から始まる20ページにすべてが詰まってる。終点とは、一人と一匹の旅の終わりです。それは一生を反映したものではないかもしれない。最終章としてはあまりに静かだったかもしれない。一人と一匹は、生きられるまで生きる為に生き続けた。それだけがただひとつの事実でしょう。


 それにしても、これの作者は非常に雰囲気を出す絵が上手い。いや、犬を描くのが上手いというべきなのか。ストーリーそのものも素晴らしいですが、なによりその表現力がこの本にはもっとも重要な部分です。この作者じゃなければこの情緒は表現できない。

 いや、まったく良いものを見ました。
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