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有料と無料の彼我

 まあ、そろそろネット産業に対する意識を確認したほうが良い時期にさしかかっているとは思いますがね。

 結論から言えば、個々人の意識を「次の作品への投資」へと持っていくことですかね。

 このお金がないと、この人は次の作品を作れなくなるかもしれない、と思えばお金を出す人は増えるんじゃないでしょうか。
 ニコニコ動画でなら、「このお金がないとニコニコ動画という発表のステージがなくなるかもしれない」とかね。

 いわゆる、美少女ゲームメーカーなどへのお布施に似た精神。好きなメーカーには生き残ってもらって、また新しい作品を作ってもらいたいと思うものです。

 がんばれガスト

 がんばれALcot!(エンゲージリンクスはまだ買ってませんけど)



ねとらぼ: 「大人はニコ動プレミアム会員になろう」――SF作家野尻抱介さんが“個人アピール”

“タダが当たり前”の時代、コンテンツ産業に起死回生の魔法はあるか



 さて。じゃあ、上の記事に関連してちょっと話でも。
 あー、すごい単純な話、無料で楽しめるならそれに越したことはないわけでしょう。

 で、現在問題なのが、ほとんどの人が肌で実感していることでしょうけど、無料で楽しめるコンテンツのレベルが非常に高くなっていることなんですよね。これはニコニコ動画だけにとどまらず、他の動画サイトでもそうでしょうし、イラスト、漫画、テキスト、サウンドといったもので質の高い作品が個人サイトや無料SNSで提供されています。
 これからこういったものは拡散していくでしょうから、これらのコンテンツに属するものがこれまでと同じやり方をとったところで、これまでと同様の価値を認められることがなくなる場合があります。相対的に価値が下がるか、もしくはこれまでそれを楽しいと感じてきた人がべつのさらなる楽しみを見つける、という形で。ああ、これじゃ、どっちも相対的か。とにかく、ユーザーの意識内で流通している商品の価値が下がる、ということです。

 絶対数の増加は以前から問題になっていましたが(漫画や文芸に多いですね。雑誌が多すぎることで客が拡散しています。まあ、新しい層を呼び込むことに成功している側面もありますが)、問題は量の増加にともない、単価が下がることなんですよね。
 量が増えて、質が向上する。そうなるとこれまでよりも厳しい評価の目の中で、単価が下がったぶん、これまで以上に評価されなければならなくなる。

 これが実体のある製品なら問題ないんですよ。製品を作る為の技術がそれまでより進歩しているわけですから。パソコンだとわかりやすいでしょうか。三年前に求められたスペックとその値段、そして現在求められるスペックとその値段。
 具体的には10万円前後の12.1インチのノートパソコンを較べると、

3年前現在
CPU1.6GHz2.26GHz×2
メモリDDR 512MBDDR2 2048MB
HDD60GB250GB

 らしいです。どちらもマウスコンピューター(三年前のパソコンはMCJという会社のパソコンのようですが)のPCのスペックを参考にしました。
 これ以外にもグラフィックの性能の違いや無線LAN、駆動時間などもあるんですが、実体のある製品の一つであるノートパソコンは単純にこれだけ違うわけです。同じ10万円を払うなら、現在のものでしょう。
 しかし、こういった実体のあるものと違い、先ほどあげたような産業は単純に質がどんどん上がってくる、というものではありません。技術という側面で言えば開発環境の違いなどから過去のよりも現在のものとなりますが、実際のところ、技術が高ければ質が高くなるというわけではありませんからね。

 そこで、そういった、実体の薄い消費されるコンテンツは今後どうやって生き残ればいいか。

 量を減らすことができない、質の平均を調整することができない、単価は下がる一方。

 そうなると、方法はコンテンツの流通に手を加えることではなく、ユーザーの持つ価値観に、これまでになかった新しい基準を設けることが必要なのではないかと思うわけです。
 それが、一番最初にあげた「次の作品への投資」という意識なんですよ。
 まあ、その意識を与える為にどうすればいいのか、と言われても、なかなか答えられない難しい問題ではあるんですがね。


(12月11日 個人的には、ニコニコ動画は生き残ったほうが良いかなと考えてます。それこそ、ある種の発表の場として。ただ「だから、みんなプレミアム会員になろうぜ!」と呼びかける気にはならない。
 それというのも、そもそもこんな呼びかけがなければプレミアム会員を獲得できない、ということに問題があると思うからです。ニコニコ動画へのアクセスって、去年だけでもとんでもない数でしょう。ユーザー数も同様に。
 それだけの数字を得つつも黒字化に届かないということは、プレミアム会員を募って月額課金を行うという方法そのものに、なんらかの重大な欠陥があるんじゃないかと思わずにはいられません。
 それに、ここで一時的にプレミアム会員が増えたとして、支出と収入がいつまでもかみ合うのかと。呼びかけで集まったからといって、個々人の意識に変化があったというわけではありませんからね。
 基本として、やはり、どうしたらお金を集められるかよりも、どうしたら価値を実感させることができるか、のほうが急務でしょう。
 つまり、プレミアム会員の優位さを説くよりも、ニコニコ動画そのものの価値を実感させることが重要になってきます。ニコニコ動画のようなビジネスでは、特に。

 ニコニコ映画祭、ニコニ・コモンズなんかは良い方向の取り組みだと思うんですが、やはり動画の作成は敷居が高い。視聴者をどう作成者に引きずり込むか。一度でも作成者に回れば、おそらくはニコニコ動画が貴重なものに思えてくると思うんですよ。
 あとは、交流の場、なんですが、これはββで取り組むみたいですね。ユーザー生放送なんかもあるみたいですね。SNSと違って、かなりコミュニケーションを取りやすいものだとは思いますが、これがどうでるか。
 他には……そうですね、抽象的ですが、すばらしい動画への出会いの機会を増やすことですかね。これも、自分の好きな動画を宣伝できるニコニ広告として機能が実装されるようですが、どこまで使えるのか。
 そもそも、ニコニコ動画って生きてないコンテンツが多すぎる。もうなにがなにやらですよ。整理といいますか、トップページにあまり目を通さない人の視界に入るよう持ってくることも大きな課題だと思いますね。
 展望が広すぎるゆえの弊害ですね。純粋でシビアなアイデア勝負。運営の今後に期待したいものです。)
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