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とらドラ8!――「山じゃないのよ。これはかまくらになるの」――

 『とらドラ8!』 著:竹宮ゆゆこ イラスト:ヤス
 出版社:電撃文庫 属性:男の友情とは!?

 男対女の構図がちょっと書かれる。しかし、なにより興味深いのは、男の友情、というか友人関係みたいなものに違和感がないこと。男じゃないとこういうのは書けないと思うんですけが。いや、作者の性別なんて関係ねーというのが私の読書スタイルなんですが、なんていうかこの作品からは女性作家独特の雰囲気がないんですよね。それとも、ペンネームは女だけど本当は男だとか? しかし、あとがきは女っぽい。Wikipediaにもそうなってる。いったい何者なんでしょう、中の人は。


 さて、やっと追いつきました。最新刊です。えー、修学旅行。様々な爆弾を抱えての旅行です。初日で爆発します。これだから『とらドラ!』は止められないッ! というか沖縄旅行がまさかあんなことになるとは! カムバック、ヤマピカにゃー!

 今回、「あー、こいつまともな覚悟もねーくせにミーハー根性で鬱陶しいなー、せめて元会長と一対一で殴り合おうっていう気概を見せられる程度の女になって出直してこいや」と多くの読者に思われていたであろう(そんな事実はありません)、木原麻耶が意外や意外に根性を見せます。まさかあんな恐ろしいもので人に殴りかかるとは。2-Cの女子は本当に武闘派ですね。しかし、それを冷静に防御する能登も大したもんです。よし、お前らを認めてやる、お前らまずは電柱と戦ってこい、と言わずにはいられません。(良い子は真似したらダメですよ!)

 7巻が7巻だったので竜児が卑屈なところを全開で見せる巻だ!――と思ってたらそうでもなかったぜ!
 竜児と大河のふたりは相変わらず元気。本当にこいつら打たれ強いな。しかもパワーアップしています。ほとんどの登場人物……ああ、北村は別ですね、彼以外のキャラを順調に置いてきぼりにしつつ独走します。ただし、奈々子のポテンシャルは不明。
 全体的に、話は現在の立ち位置の確認、という巻ですね。新しい発展というより、それぞれの欲望が見えてきます。 「しまえよ早くその等身大の(続きは『とらドラ8!』で!)
 どいつもこいつもエロいんだから!(そんな内容ではありません)

 じゃあ、他にストーリーは語ることがないので、軽くキャラのことを。
 まず大河。株価が手のつけられないことになっています。久々にトップ5が入れ替わるときが来たようです。私も、もうここまでか……。
 亜美はあれです、もう少し健闘してくれると思っていたんですが、この辺りで頭打ちでしょうか。もうこれといった出番が無くなるような気がします。6巻の動きから、そのうち八方塞がりになるだろうな、とは思っていましたが、結局最後まで何も出来ませんでしたね。というか、意外なのがラスト。亜美は、大河にだけはわき目も振らず執着すると思っていたんですが。大河の緊急事態にグループ全員が慌てふためく中、一人だけ座って……、いったいあれには何の意味があるのか。実乃梨には大河がいますが、亜美には誰もいないということなんでしょうかね。そのことをただ淡々と受け入れる、失望、諦観? そこまで重大なことなのかわかりかねますがね。しかし、そうではないとしてですよ、あそこまで干渉しておいて、実は竜児どころか大河相手ですらもこれっぽっちの興味も無いんですーとはならないでしょうし。大河なんてどーなってもいいのようふふーは無いはず。確実に好意以上のものを大河に持っていると思うんですよ。
 そこまで踏まえた上であえて穿った見方をするなら、実は亜美が一番気にかけているのは実乃梨というもの。その理由は自分と同じものを感じるから。つまり、誰にも本心を曝け出せない、という共通項。そして、そんな重大な共通項があるにも関わらず、片や、黙ったまま、それこそ本心を見せないまま、大河という真っ直ぐな親友をもち、しかも自分が本音で話せる数少ない男から好かれている。しかし、自分には本気で構ってくれる人がいない――と言ったら言葉が足らないでしょうが、なんていうんですかね、大河は実乃梨と竜児のことを本気で見ている、そして、それは竜児や北村にも言えることなんですよね。それぞれ本気で見ている、思っている相手がいる。なのに、自分は、モデルとして振舞っても、本心で接しても、誰も見てくれない。誰も、というのだって、誰でも良いというわけではなく、ある程度自分が認めた、好意的な人物でないといけないんですよ。まとめると、彼女が求めているのは特定の人物そのものではなく、実乃梨を取り巻くような人間関係、という。
 意味がわかり難いですね。まあ、私が想像した亜美というキャラの葛藤です。たぶん、大半は見当はずれなことを言っているでしょう。ここまでの巻では情報不足過ぎる。ああ――今リアルタイムでなんか言葉が浮かびました。亜美は、人に好かれたいのに、誰から好かれたいのか自分でもわからない、と思っている。っていうのはどうでしょうか。もちろん根拠は無し。とりあえず分かることは、彼女は竜児に恋愛感情を抱いていないので、竜児がなにをしようと救いにはならない、ということでしょうかね。亜美をどうにかできるとすれば、メインの面子じゃ大河ぐらいしかいないでしょう。おそらく彼女は北村にも恋愛感情を抱いていたことはないでしょうから。
 ちなみに、実乃梨の株は順調に下落中。この子はあれだ、本当に自分のことを何もわかっていなかったんでしょうね。なんていうか、自己への執着がさっぱり見えない。大河への愛情しか見えない。つかみどころが無さ過ぎるんですよ。ふわふわふらふらしてます。もっとしゃきっとしろとしか言いようがありません。しかし、もしかして実乃梨も竜児に対して恋愛感情はもっていないんでしょうかね。なんとなく、まだ好意止まりのような気がする。気のせいでしょうか。
 まあ、誰からも大した関心が得られなかったとしても、竜児は大河から好かれているだけでも幸せものです。良い友人だっています。もし私が竜児の立場になろうものなら、狂喜して全裸で南極にスライディングですよ。大河の好意は、麻耶レベルの女子の好意がいくつ束になっても敵いません。圧倒的な価値があります。うらやましいぜちくしょおー!


(8月13日 キャラでしか読んでいないように思われるかもしれませんが、そんなことはありません。私が見ているのは大河だけです(語るに落ちるの図))
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